看護師の服装は白衣からスクラブへ
医者や看護師の制服といえば白衣でした。
患者が好む医者の服装は?というアメリカの調査によると、
- 白衣 : 73%
- 手術衣 : 19%
- スーツ : 6%
- カジュアルな服装 : 2%
との順番だったそうです。
看護師の服装は白衣やワンピース型からスクラブへと変わりつつあるようです。
あなたはどちらが好きですか?
看護師の服装は白衣からスクラブへ
看護師の制服はワンピース型の白衣で、
まさしく白衣の天使でした。
この姿に憧れて看護師になった方も多いのではないでしょうか?
看護師や医師の服装は白衣が好ましい でも書きましたが、
終戦後に、保健衛生法・環境衛生法 の制定により、
看護師は清潔な白衣を着用することが義務付けられ、
上の写真のようなワンピーススタイルが定着したのです。
明治の後期頃には、
- 夏に白衣の下に浴衣
- 冬は黒地のもの
を着用し、履き物は草履だったそうです。
しかし、
大きな病院などではスクラブといわれる丈が短く前がきっちりと閉じられたタイプで、男女兼用のスクラブに変わりつつあります。
従来の白衣ではボタンなどが引っかかって動きにくく、衛生管理面で多くの問題があるというのです。
同じような理由で2001年頃からナースキャップが廃止されましたが、
衛生面の理由に加えて、
男性看護師が増えていることにも理由があるのかもしれません。
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白衣から替わったスクラブとは
スクラブとは英語の scrub のことで、
ごしごし洗うという意味なのです。
ゴシゴシ洗っても痛まない丈夫な生地でできているということからスクラブと呼ばれているようです。
スクラブは、半袖で首元がVネックとなっている医療用の白衣の名称です。
手術スタッフが着る、血液が付いても目立たない青や緑のスクラブが代表的ですが、
最近は、白やピンクなどさまざまな色で、さまざまなスタイルのスクラブが使われています。
海外では1990年頃にはほとんどの看護師がスクラブを着用するようになりましたが、
国内でも、
白衣やワンピース型の白衣では、
- ボタンが引っかかる
- 胸ポケットから物が落ちる
- 衛生面で問題がある
ことなどから一気に広まり、
手術スタッフや医者だけでなく看護師もスクラブを着用するようになり、
最近では、医療現場だけでなく、介護の現場やエステサロンでもスクラブが導入され始めています。
スクラブは着替えも簡単であることや価格も安く、清潔感が重視される医療現場では好評のようです。
白衣やワンピース型の白衣では、名のごとく白のみでしたが、
スクラブはカラーバリエーションも豊富で、
白衣を見ると緊張したり血圧が上がってしまう患者をリラックスさせる効果もあり、
小児病棟などではキャラクターをプリントしたスクラブで子供を和ませたりする効果も見逃せないようです。
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看護師といえば白衣の天使のイメージが強く、
あの制服にあこがれて看護師になる人も多いのですが、
スクラブとパンツスタイルの看護師の姿も素敵だと思います。
しかし、
やや太った方ではヒップラインが出るので嫌だという看護師さんも居るようですが、、、。