災害支援ナースになるには研修と登録が必要

大きな災害が起こったときにはテレビのニュースなどで、

オレンジのベストを着た災害支援ナースの活動を良く目にします。

 

災害支援ナースになるための研修と登録方法

 

災害支援ナースは、被災地の避難所や医療機関などで活動し、

  • 医療や介護が必要な避難者へのケア
  • 感染症アセスメントと環境衛生
  • 感染管理措置の対応や隔離者のケア

などを精力的に支援します。

 

災害支援ナースは看護師がボランテア活動でおこなっているのではありません。

災害支援ナースは看護師なら誰でもなれるのですが、

 

災害支援ナースになるには、研修を受けて登録が必要です。

 

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災害支援ナースとは

最近、大きな災害が相次ぎ、テレビのニュースなどで、

災害支援ナースの派遣や活動を良く目にします。

 

 

研修を受けて看護協会に登録して災害支援ナースになる

 

 

災害支援ナースは、看護師のボランテア活動だと思っている人も少なくないのですが、

 

災害支援ナースは、

看護職能団体の一員として、

被災者の健康レベルを維持すべく適切な医療・看護をおこなう

被災した看護職の心身の負担を軽減し支えるよう努める

ことをおこなうのですが、

災害支援ナースは都道府県看護協会に登録されています。

 

 

2011年の東日本大震災では、

3月21日~5月17日まで延べ3,770人の災害支援ナースが派遣されました。

 

当時の災害支援ナースの数は、約4,800人でしたが、

東日本大震災をきっかけに急増し、

2017年3月末時点では9,345名の災害支援ナースが登録されています。

 


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災害支援ナースの活動内容

災害支援ナースの派遣は、

大規模な自然災害発生時には、災害の規模などに応じて、

  • レベル1
  • レベル2
  • レベル3

に区分され、

日本看護協会や各都道府県の看護協会が災害レベルごとに定められた方法で災害支援ナースの派遣調整を行います。

 

災害対応区分 派遣する看護協会 派遣調整
レベル1
単独支援
 被災県看護協会のみで看護支援活動が可能な場合  被災県看護協会が派遣 被災県
看護協会
レベル2
近隣支援
 被災県看護協会のみでは困難または不十分で、
近隣県看護協会からの支援が必要な場合
 被災県看護協会および近隣県看護協会が派遣 日本看護協会
レベル3
広域支援
 被災県看護協会および近隣県看護協会のみでは困難または
不十分で、活動の長期化が見込まれる場合
 全国の都道府県看護協会が派遣

 

災害支援ナースの派遣期間は、

発災の発生後3日以降から1カ月間が目安とされていますが、

個々の災害支援ナースの派遣期間は、移動時間を含めて3泊4日が原則とされています。

 

災害支援ナースの活動場所は、

原則として、

  • 被災した医療機関や社会福祉施設
  • 避難所

とされます。

 

災害支援ナースによる災害時の看護支援活動は自己完結型を基本としています。

災害支援ナースは看護師のボランテアですが研修と登録が必要なのです。

すなわち、

活動に必要な自身の食料や寝具などは自ら持参し、被災地に依存してはいけません。

また、情報収集についても、マスコミやインターネット、日本看護協会や都道府県看護協会などを通じ自ら行わなければならないのです。

 


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災害支援ナースになるための研修と登録

災害支援ナースには看護師であれば誰でもなれますが、

都道府県の看護協会などが主催する研修を受けて登録を行なわなければなりません。

 

災害支援ナースになるための詳しい条件は、

  1.  都道府県の看護協会の会員である
  2.  看護師の実務経験が5年以上ある
  3.  医療施設に勤務している場合には所属長の承諾がある
  4.  災害支援ナース養成のための研修を受講している

であり、

条件を満たせば、

看護職として勤務している医療機関などの所在地である都道府県の看護協会に登録できます。

 

登録後には、

更新期間にともなって登録更新が必要ですが、

定期的(1年に1回程度)に日本看護協会や都道府県の看護協会が開催する災害看護研修や合同防災訓練への
参加が望ましいとされています。

 

災害支援ナースになるための条件の1つである、

  • 災害支援ナース養成のための研修を受講

における「研修」とは「災害支援ナース養成研修」あるいは「災害看護研修」のことですが、

日本看護協会や都道府県看護協会で開催されますが、

  1. 看護専門職の災害時支援者として必要な災害医療と看護の基礎知識を習得する。
  2. 災害支援ナースの役割と活動の実際を理解する。

ことを目標として、

  • 研修時間 12 時間(2 日間)

で行われますので、

日本看護協会や都道府県看護協会に問い合わせてください。

 

詳しく見る ⇒ 東京都・災害支援ナースになるには

 

 

いかがでしょうか。

災害支援ナースは看護師のボランテア活動ですが、

都道府県の看護協会に災害支援ナースの登録をする必要があるのです。

 

災害派遣時には(東京都の場合)、

日本看護協会または看護師協会が保険会社の傷害保険に加入し、

活動にかかわる交通費・宿泊費は上限2万円として日本看護協会から実費支給されます。

 

看護師でボランテア活動をしてみたいと思っているなら、

災害支援ナースの研修を受けて登録をしたらいかがでしょうか?

 

 

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