新潟県の佐渡市で看護師募集で100万円支給
はじめに
看護師は不足しているのか?でも書きましたように、
厚生労働省は、
- 看護師の就業者数は2013年末で約157万人であるが、
- 団塊世代が後期高齢者となる2025年には196万人~206万人が必要
と試算している。
そしてこのコロナ禍で看護師不足はさらに拍車がかかっている。
新潟県の佐渡市市では、
新型コロナ感染拡大による医療崩壊を防ぐため、7月に看護師の急募を始めたが、
応募した人がいなかったとし、
応募女権を拡大し、
新潟県出身者以外でも応募は可能として、
総額100万円を支給するとした。
UターンやIターンに限らず、
田舎暮らしをしながら働きたいと思っている看護師には好条件の募集です。
佐渡市の新潟県厚生連佐渡総合病院で看護師の急募
新潟県の佐渡市では2021年7月に、
新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊を防ぐために、
看護師募集の看護師緊急確保事業を始めました。
しかし、
問い合わせはあったものの、応募者はゼロであったことから、
募集条件が県外在住者限定だったため、対象を県内在住者に広げるなど申請条件を改めました。
詳しく見る ⇒ 募集要項
看護師就業で総額100万円を支給
募集しているのは「新潟県厚生連・佐渡総合病院」。
正式名称は、新潟県厚生農業協同組合連合会佐渡総合病院。
- 病床数 : 354床(陰圧病床7床、感染症4床含む)
- 勤務職員数 : 約600名
- 標榜科 : 25科
佐渡島の中核病院として救急、高度医療から予防、検診まで島内の医療の多くを引き受けている病院です。
佐渡市が7月に看護師緊急確保事業として看護師を募集したのですが、応募がなかったため募集条件を改めたのです。
新たな募集受験
- 募集人数 : 5名程度
- 年齢 : 55歳未満
- 現住居地 : 佐渡市を除く県内外在住者
当初は「佐渡市在住を除く県外在住の45歳未満」としていたのですが、
「佐渡市を除く県内外在住者」で「55歳未満」と応募枠を拡大したのです。
応募して佐渡総合病院への勤務が確定すれば、
- 初年度に70万円
- 3年間就業すれば30万円
が支給されるのです。
ただし、県内在住者でも佐渡総合病院と同じ系列の“新潟県厚生連系列からの転職者”は応募できないようです。
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施設見学や面接のための旅費補助もある
佐渡総合病院の概要は上に書いたとうりですが「見てみなければ不安」という方には見学や面接のための旅費の補助もあるのです。
同事業では、施設見学のための旅費(交通費+宿泊費)を補助しています。
1人当たり1回限りですが、交付上限額を5万円とし、宿泊費補助は1泊当たり5,000円以内で2泊となっています。
さらに、
佐渡総合病院での面接を受けるための旅費も上限額を3万円として補助され、
看護師等就業定着支援制度では月額上限20,000円として最長5年間にわたり家賃の補助が受けられます。
今回の募集では、
- 急性期病棟や救急病棟またはそれに相当する病棟での実務経験が3年以上あること
- 佐渡総合病院で2年以上勤務する意思があること
などと「看護師」の資格が求められますが、
土佐病院では「准看護師」や「看護学生」に対する支援制度も設けています。
詳しく見る ⇒ 佐渡市の看護師支援制度
将来的に佐渡で医療業務に従事したいと考えている学生さんには、
- 入学金
- 授業料
などを無利息で貸してくれたりする「医療技術者奨学資金貸与制度」があるのです。
(令和3年度は終了、令和4年度は4月から募集)
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まとめ
全国的な看護師不足は国としての大問題ですが、
新潟県も全国平均すれすれです。
各都道府県別に、
など様々な対策を取っているようです。
新潟県佐渡市の看護師募集は非常に好条件の看護師募集です。
都会の喧噪から逃れて地方で働きたい人、
故郷に帰りたい人は検討してみる価値がありそうです。