看護師の7割が仕事をやめたいと思っている

看護師の仕事は肉体的にも精神的にもキツい仕事です。

そして、人間関係も難しいことから看護師の仕事をやめたいと考えている看護師はおおいのです。

長野県がおこなった看護師の実態調査では、

なんと、

看護師の7割がやめたいと感じている

ことがわかり、

やりがいを感じながらも看護学校を卒業して数年で燃え尽きてしまう現状

が明らかになったのです。

 

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看護師の7割が仕事をやめたい

長野県の医療労働組合連合会(県医労連)は、

看護職員約6,000人を対象におこなった労働実態調査の結果を公表し、

看護職員の7割が仕事をやめたい

と考えていることが明らかになりました。

詳しく見る ⇒ コチラ

 

長野県の医療労働組合連合会とは、

県内の国立病院、日赤病院、厚生連病院など公的医療機関に加え、民間の病院、診療所、福祉施設などの労働組合の約1万1,000人で構成されている組織ですが、

 

県内で勤務する、

  • 保健師
  • 助産師
  • 看護師

などの約6,000人の組合員を対象に労働実態調査をおこなったのですが、

 

その結果、

仕事にやりがいを感じつつも7割が「仕事をやめたい」

と感じながら勤務しているという実態が明らかになったのです。

 

 

この実態調査は、

  1. 看護職員の過酷な労働を広く知ってもらい、
  2. 夜勤や交替制労働の改善
  3. 看護職員の人員増加

に繋げようとの目的で実施されたもので、

2,692人の看護職員からの回答をまとめたものです。

 

予想以上の時間外労働

時間外労働の状況については、

  1. 60時間以上 : 1.6% (全国平均0.8%)
  2. 20時間以上 : 28.4%(全国平均20.3%)

と、「過労死ライン」といわれる60時間以上の時間外労働をおこなっている看護職員が1.6%にも上り、

全国平均である0.8%の倍にも上る深刻な状況であることが明らかになりました。

 


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看護の仕事にやりがいを感じているが充分に果たせていない

仕事に対する意識に関して、

Q:充分な看護が提供できているか?

の質問については、

  • できていない : 48.9%(全国平均50.8%)

と、半数が「充分な看護が提供できていない」と答えており、

 

その理由として、

70%の看護職員が、

人員不足による業務の過密

を挙げているのです。

 

Q: 仕事にやりがいを感じているか?

との質問には、

  • やりがいを感じている : 70%

大部分の看護職員がやりがいを感じているのです。

 

Q: やめたいと思うことがあるか?

との質問に対しては、

  • いつも思う  : 20.4%(全国平均20.9%)
  • ときどき思う : 55.7%(全国平均54.0%)

と答えており、

78.1%もの看護職員が「仕事をやめたいと思うことがある」と答えているのです。

 

実態調査を行った県医労連は、

  • 看護の仕事にやりがいを感じながらも、
  • 過重労働や健康不安やストレスを抱えている看護職員が多く、

やりがいを感じながらも看護学校を卒業して数年で燃え尽きてしまう現状が明らかになったとしています。

 


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