認定看護師になるための奨学金
認定看護師になる人が急増しています。
2018年度の認定審査結果はまだ発表されていませんが、
2017年度の第25回認定審査では1,478人が合格し、
認定看護師は総計で18,728人になりました。
就業看護師数は150万人くらいですから80人に1人が認定看護師の資格を持っていることになります。
認定看護師の資格を持っているからと言って、
- すぐに昇進できる
- すぐに給料が上がる
というものではありませんが、
これから長く病院で看護師として働いていこう、、
と思っているあなたなら是非とも取っておきたい資格です。
認定看護師になるためには期間と費用がかかるのですが、
今日は認定看護師になるための奨学金についてご説明しましょう。
認定看護師になるにはお金もかかる
認定看護師になるためには、、、
ということでいくつか記事を書いてきましたから読んでくださったと思います。
認定看護師になるためには、
- 看護師としての5年間の実務経験
- 615時間の認定看護師教育課程を履修
と二つの条件を満たさないと認定審査を受けることができないのです。
615時間の認定看護師教育課程を履修ということは、
日本看護協会の指定した教育機関において6ヵ月程度の講習と実習を受けなければならないのです。
具体的な教育機関や教育課程の内容については、
で説明しましたが、
現在の勤務を休職して教育機関で講習や実習を受けるのです。
講習期間中は大部分の医療機関では休職扱いとして、基本給を給付してくれるようですからやや安心なのですが、
認定看護師になるための期間と費用にも詳しく書きましたが、
教育課程の講習は有料で、
- 入学金: 5万円程度
- 授業料: 70万円程度
- 実習費: 10万円程度
と合計85万円程度の費用がかかるのです。
医療機関によっては教育課程の講習費用も出してくれるところがあるようですから、
あなたの就業先ではどうなのかを確認する必要だがります。
その他に、
教育課程を受ける教育機関があなたの住んでいるところから通学できる範囲であれば良いのですが、
時間的に毎日の通学が無理だとなると教育機関の所在地の近辺に住まうところを見つけなければなりません。
首都圏のマンスリーマンションですと、
2,000~3,000円/日
ですから、
6ヵ月間では45万円くらいになります。
医療機関によっては基本給だけでなく賞与も給付してくれるところもありますが、
そうでなければ貯金を取り崩すことになるかもしれません。
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認定看護師になるための奨学金制度
認定看護師制度は日本看護協会が制定した制度ですが、
日本看護師では、
認定看護師・教育課程・奨学金制度
を設けています。
残念ながらこの奨学金は「貸与型」で返済しなければならないのですが、、
詳しく見る ⇒ 認定看護師の奨学金
簡単な条件を書きますと、
- 貸与額 : 120万円以内
- 教育課程に在籍していること(在籍予定でも可)
- 教育課程修了後に2年以上就業する意思があること
が条件で、
返済期間 : 教育課程を修了した3~24カ月以内に一括または分割で全額返済
ですから、120万円を借りて24ヵ月の分割返済では5万円/月になります。
申し込みは、
- 第1回:2019年4月頃
- 第2回:2019年8月頃
の2回募集があります。
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医療機関によっては奨学金を出してくれるところもありますが、
認定看護師になってから〇年間は勤務すること
というような付帯条件がついている場合もありますので、
認定看護師になったら転職する予定がある場合には、
日本看護協会の奨学金を利用した方が良いでしょう。
認定看護師として認定されたからといって、
- すぐに昇進した
- すぐに給料が上がった
という目に見えた効果があるわけではないようですが、
病院などの医療機関で長く働きたい
という希望であれば、
認定看護師の資格は是非とも持っていたい資格です。