認定看護師は難しくないが教育課程への入学が難しい
看護師のキャリアアップで最もススメは認定看護師になることです。
認定看護師は日本看護協会の定めた認定制度に合格することで資格が得られます。
1996年に始まってから18,728人が認定され、
就業看護師数は150万人くらいですから、
看護師80人に認定看護師が1人いる割合になります。
認定看護師の合格率は90%を超えており、
認定看護師になることはあなたにとって難しいことではありませんが、
認定試験より教育課程への入学が難しいのです。
認定看護師合格率は90%以上
認定看護師になるのは難しいのではないかと躊躇する看護師も多いのです。
あなたも、認定看護師になるのは難しいと考えているのではないですか?
ズバリ!
認定看護師になるのは難しくありません。
認定看護師の認定試験は、
毎年1回、5月に全国4会場で開催されます。
結果発表は7月。
2018年に行われた第26回の認定試験結果は7月13日に発表されます。
2017年度の第 25 回認定看護師認定試験の結果は、
- 受験者 : 1,671 人
- 合格者 : 1,478 人
でしたので合格率は 88.5%でした。
過去3年間の合格率を比較して見ると、
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2015年(第23回) | 1,882人 | 1,763人 | 93.6% |
2016年(第23回) | 1,736人 | 1,626人 | 93.1% |
2017年(第23回) | 1,671人 | 1,478人 | 88.4% |
昨年2017年は90%を下回りましたが、例年90%を超えているのです。
合格率は21分野の平均ですが、分野によっては全受験者が合格し100%の分野もあるのです。
認定試験はマークシートで120分
認定試験は、
- 時間は120分
- 四肢択一のマークシート方式
です。
出題範囲は共通科目を含めた各分野の教育基準カリキュラムの範囲内で出題されます。
認定試験では、
- 教育課程で教わった内容以外の問題は出ない
- 過去問題も公表されている
ことから、
教育課程を真面目に修了していれば認定試験は難しいことはないのです。
認定試験に合格すれば、
認定料5万円を看護協会に納入して認定看護師の登録をおこない、
約1ヵ月後に認定証を受領すれば晴れて認定看護師になることができるのです。
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認定試験より教育課程への入学が難しい
認定看護師の認定試験を受けるために必要な資格があります。
認定看護師に認定されるためには、
- 看護師の免許を持っている
- 5年以上の実務経験があり、内3年間は認定看護分野での経験
ということが前提で、
さらに、
- 教育機関で認定看護師・教育課程(615時間以上)を受講
する必要があるのです。
詳しく読む ⇒ 認定看護師になるための期間と費用は?
教育機関で認定看護師・教育課程を受けるには
認定試験を受けるには、
教育機関で認定看護師・教育課程(615時間以上)を受講
する必要があるのです。
教育課程は全国の医療機関で行われますが、
教育課程を履修している期間は勤めている医療施設で働くことができませんので、
休職や研修扱いとなるのですが、
大部分の医療機関では基本給を給付するようですし、
日本看護協会の奨学金などを受けることができますから安心して下さい。
教育課程を履修するには、あなたの希望する看護分野の教育課程を実施する医療機関に入学する必要があります。
認定看護師・教育課程の教育機関 ⇒ コチラで検索
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教育課程の教育機関に入学する
目的の医療分野の教育課程を実施する医療機関が決まれば入学する必要があるのですが、
教育課程は複数の医療機関で実施されるのですが、
- 募集定員は15~45名
と少ないのです。
看護領域や教育機関によって入学を希望する人数は違いますが、
希望者が募集定員の4倍になる教育機関もあるそうなのです。
教育課程に入学するためには、
- 筆記試験
- 面接
を受けなければなりません。
筆記試験の内容は各教育機関によって異なります。
- 筆記試験
- 筆記試験と小論文
など、
形式も内容も異なるのですが、
教育機関によっては過去の問題を公開している場合もありますし、
募集要項には試験の出題範囲も記載されているはずです。
数年後に認定看護師試験を受ける計画であれば、
予め当該教育機関の募集要項を取り寄せてチェックしておけば不安も解消されるかもしれません。
面接については、
- どうして認定看護師になりたいのか?
- どのような認定看護師になりたいのか?
- 認定看護師になったら何をやりたいのか?
というようなことを予め考えておけば問題はないでしょう。
教育機関と教育課程についてはコチラにも詳しく書きましたので、
参考にしてください。