認定看護管理者の認定審査の合格率
2017年の第21回認定看護管理者認定審査において、
新たに454人が認定看護管理者として認定されました。
第21回認定審査では、
- 受験者 : 602 人
- 合格者 : 454人
で合格率は75.4%でした。
認定看護管理者は年々増加し今回の454人の合格者で合計3,328 人となりました。
認定看護管理者とはどんな資格なのでしょうか?
認定看護管理者認定審査の合格率はどの位なのでしょう?
認定看護管理者とは
認定看護管理者とは、
1998年に日本看護協会が発足した認定看護管理者制度に基づく資格です。
認定看護管理者制度は、
患者や家族、地域住民に対して質の高い組織的看護サービスを提供するために、
看護管理者の資質と看護の水準の維持や向上に寄与することにより、
保健医療福祉に貢献するために設けられたのです。
認定看護管理者は、
病院や介護保険施設などの管理者として必要な知識を持ち、
患者や家族、地域住民に対して質の高いサービスを提供できるように、
創造的に組織を改革して発展させることができる能力を有する看護師なのです。
やや難しいのですが、
- 管理者として必要な知識を持つ
- 組織を改革して看護サービスの向上に努める能力を持つ
看護師が認定看護管理者なのです。
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認定看護管理者の認定審査の合格率
認定看護管理者は日本看護協会の定める制度ですから、
日本看護協会の認定看護管理者の認定審査に合格する必要があります。
認定看護管理者の認定審査を受験するには、
第一に、
- 看護師として5年以上の実践経験
が必要で、
さらに、
- 認定看護管理者教育を510時間以上修めた
- 大学院で看護管理に関する単位を取得して修士課程を修了した
- 師長以上で管理経験が3年以上あり大学院で修士号を取得した
のいずれかの要因を満たす必要があります。
その後に、
認定看護管理者の認定審査に合格することで資格を習得できるのです。
詳しく見る ⇒ 認定看護管理者になるには
認定後には認定看護管理者としての活動と自己研鑽の実績を重ね5年毎に更新審査を受けて更新する必要があります。
認定看護管理者の合格率
日本看護協会では認定看護管理者の認定審査の合格者数や合格率を明らかにしています。
- 第21回 受験者 602 人 合格者 454人 合格率 75.4%
- 第19回 受験者 458人 合格者 364人 合格率 79.5%
- 第18回 受験者 501 人 合格者 401 人 合格率 80.0%
- 第17回 合格率 69.6%
全ての年度の合格者数や合格率を発表しているわけではありませんが、
最近の合格率は、70%~80%といったところです。
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認定看護管理者の就業先
日本看護協会では、
認定看護管理者の活動場所として、
- 病院や介護老人保健施設
副院長
看護部長
管理者 - 訪問看護ステーション
所長
などを挙げています。
認定管理看護師の認定審査を受けるためには、
- 510時間以上の教育を受講
- 大学院修士課程を修了
と非常にハードルが高く、
- 合格率は70~80%
と難易度も高いようです。
しかし、
認定管理看護師の認定者の数は年々増加しており、
看護師長、看護部長などの管理職を目指す人には必ず取っておきたい資格です。