准看護師から正看護師になる方法が変わった
准看護師もれっきとした看護師です。
ただ、免許区分としては看護師および准看護師が存在するのです。
日本では32万人の准看護師が働いており、
でもお話ししたように、
准看護師も正看護師も仕事内容には違いがなく、
准看護師と正看護師の違いは、
准看護師は医師、歯科医師、または看護師の指示を受けて業務を行う
ということだけなのです。
ただ、
看護師などの指示を受けて
ということがあるためにどうしても准看護師は看護師の下に見られてしまうのです、、、。
准看護師でも看護にになれる方法が幾つかあるのですが、
2018年4月から、
准看護師から正看護師になる方法が変わった
のですが、ごぞんじですか?
准看護師から正看護師になる方法
准看護師と正看護師の仕事内容には大きな差は無く、
病院で働いている准看護師と正看護師を患者が見分けることはできません。
しかし、
准看護師は医師、歯科医師、または看護師の指示を受けて業務を行う
と決められていることから、
どうしても准看護師は正看護師よりも下とみられて悔しい思いもすることが少なくないことでしょう。
正看護師になるためには、
- 大学
- 看護短大
- 看護専門学校
- 看護高等学校
などで3,000時間以上の看護教育を学び看護師国家試験に合格すれば厚生労働大臣から看護師免許が交付されます。
一方、
准看護師では、
准看護師養成所で1,890時間以上の教育を受け、准看護師の試験に合格すれば都道府県知事から准看護師の免許が交付されるのです。
看護教育を受ける時間が、
- 3,000時間以上
- 1,890時間以上
と、教育時間が1.5倍も違うのですから、
准看護師と正看護師の差は認めなければならないことです、、、。
しかし、
厚労省の賃金構造基本統計調査によれば、
- 正看護師 470万円
- 准看護師 399万円
- 看護補助者 281万円
る看護師の資格によって平均年収も大きく異なってしまうのです。
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准看護師から正看護師になる方法
准看護師から正看護師になるためにはいくつかの方法があります。
それには、どのようにして准看護師になったのか?ということで異なります。
准看護師になるには、
- 中学卒業後に看護師養成所に入学
- 中学卒業後に高等学校(衛生看護科)に入学
という方法があるので、どの過程を経て准看護師になったのかで異なってきます。
1)准看護師養成所を経て准看護師になった場合
- 3年以上の実務経験
- 看護師学校養成所(2年課程)または看護短期大学(2年課程)
- 看護師国家試験(合格)
2)高校の衛生看護科を経て准看護師になった場合
- 3年以上の実務経験は不要
- 看護師学校養成所(2年課程)または看護短期大学(2年課程)
ということで、2年の教育(定時制は3年)を経れば看護師国家試験を受験できるのです。
しかし、
看護師学校養成所(2年課程)、看護短期大学(2年課程)は全日制ですから、
准看護師として働きながら通学することはできず、現実的ではありません。
3)10年以上の実務経験が有る准看護師の場合
准看護師から正看護師になる最も現実的な方法は、
看護職での10年以上の実務経験が有れば、
- 通信教育(2年間)
を受ければ看護師国家試験の受験資格が得られるのです。
これが准看護師から看護師になる最も現実的な方法です。
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准看護師から正看護師になる方法が変わった
中学卒業後に准看護師養成所を経て准看護師になるのが17歳です。
実務経験を10年経て、、、
通信教育で2年間勉強して、、、
正看護師になるのは29歳です。
しかし、
准看護師から正看護師になる制度が変わったのです。
2016年11月、厚生労働省は、
実務経験10年を7年に変更
したのです。
実務経験10年 ⇒ 実務経験7年
に短縮されたことから、
准看護師として働き始めてから7年で通信制コースに入学できるようになったのです。
したがって、
29歳で正看護師になることが可能になりました。
さらに、5年に単植される可能性もあるのです。
この制度は、
2018年度4月から適用されましたから、
2011年に准看護師になった方は2018年の4月に通信制コースに入学し、
2020年には正看護師になれるのです。
あなたも頑張って見ませんか?
次回は、准看護師から正看護師になるときの注意点についてお話しします。
詳しく見る ⇒ 准看護師から看護師になるデメリットをなくすには